このブログで解決できること
fvm useを実行してもプロジェクト直下に.fvmrcが生成されず、常にUsing .fvmrc in /Users/xxxと表示される問題の原因を理解できます。- グローバル設定に残った
.fvmrcを削除し、プロジェクト単位で Flutter SDK を切り替える手順。 - Homebrew 版 FVM のアンインストールと再セットアップ。
環境メモ
- macOS 15.4 (Apple Silicon)
- Homebrew で FVM 3.2.1 をインストールしていた
- Flutter プロジェクト:
sample
発端
sample ディレクトリで fvm use stable を実行すると、毎回次のように表示されてしまう状態でした。
Using .fvmrc in /Users/kabikira
Skipping "pub get" because no pubspec.yaml found.プロジェクト直下に .fvm/ や .fvmrc が作られず、ホーム直下の設定が優先されるため、他プロジェクトとバージョンを切り替えられないのが悩みでした。
調査
- ホーム直下に
~/.fvmrcと~/.fvm/が存在しており、グローバル設定が機能していた。 - さらに
~/Library/Application Support/fvm/.fvmrcも残っており、FVM 3.x の “global config” が別の場所でも効いていた。 fvm doctorが「Directory: /Users/kabikira」を指すなど、FVM がプロジェクトを正しく認識していない挙動が確認できた。- グローバル設定を削除しても、
fvm use実行時に再生成されるケースがあり、Homebrew 版の FVM を一旦アンインストールしてクリーンにする必要が出てきた。
原因
以前ホームディレクトリで FVM の操作(fvm use や fvm global など)をテキトーに行ってしまったことで、ホーム直下や ~/Library/Application Support/fvm/ にグローバル設定の .fvmrc が作成されていました。
そのファイルが残っている限り、FVM は各プロジェクトで fvm use … を実行してもグローバル側を優先してしまい、ホームの .fvmrc を読み続ける状態になっていました。
実際に行った対処
1. FVM の再インストール準備
brew uninstall fvmHome ディレクトリに残っていた .fvm キャッシュや ~/fvm/versions も削除しました。
Homebrew で FVM を入れ直そうとしたところ、Command Line Tools が古くてエラーがでましたが、ターミナルに表示されている以下コマンドで解決
sudo rm -rf /Library/Developer/CommandLineTools && sudo xcode-select --install3. FVM の再導入とプロジェクトごとの設定
ターミナル再起動してbrew install fvm で再導入。
brew install fvm
各プロジェクトで以下を実行し、個別の SDK がセットされることを確認。
cd /path/to/project
fvm use 3.35.5sample 内で fvm use 3.35.5 を再実行すると、今度はプロジェクト専用の設定として SDK ダウンロードとセットアップが完了。

.fvm/ 配下に flutter_sdk のリンクが作られ、fvm doctor も正しいディレクトリを指すようになりました。
これで他の Flutter プロジェクトでも同じ手順を踏むだけで、バージョンを個別に管理できます。
以上の流れで、FVM を使った Flutter SDK のプロジェクト単位管理を再構築できました。同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
追記: FVM の運用メモ
- fvm releases どのFlutterバージョンが使えるのか、最新のstable更新されたかを確認できる。
fvm use 3.35.5は Flutter 3.35.5 を固定する指定。チーム全員で同じバージョンを使うならこの形式がおすすめ。fvm use stableは Stable チャンネルの最新版を追従する指定。最新版を常に使いたい場合に便利だが、プロジェクトによってはバージョンが揃わないので注意。固定したい場合はfvm use stable --pinを使ってその時点の Stable を固定できる。.fvmrcはプロジェクトごとに同じ Flutter バージョンを共有するための設定ファイル。コミットしておくと便利。.vscode/settings.jsonは VS Code のワークスペース設定。チームで共有したい設定だけを残してコミットする運用が良い。
参考
https://fvm.app
https://zenn.dev/altiveinc/articles/flutter-version-management-3

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